春☆これから新生活を迎えようとしている方も多いのではないでしょうか。

へその下の「丹田」(たんでん)は私たちの体の中心とされ、全身を動かすためのバッテリーのような働きを持っています。丹田にエネルギーを蓄え、健康度をアップさせる効果のあるイルチブレインヨガの「丹田強化の体操」を紹介します。

「丹田」は武道の世界ではよく使われる言葉ですが、ふだんの生活ではめったに聞くことがありません。しかし、私たちがもっとも優れた運動能力を発揮できるのは、体の重心が丹田に置かれているときだといいます。剣道などの武道家のほか、一流のダンサーやモデルも、丹田を意識してさまざまな動きやポーズをとります。

丹田に意識が集まると、下腹がポカポカと温かくなっていきます。頭にたまっていた気エネルギーがお腹のほうに降りてくるためです。そうなると、下半身までしっかりと血液が循環するようになり、冷えは解消されます。その一方で、頭はスッキリと涼しくなります。この状態は、東洋医学でもたいへん健康的な状態とされます。

イルチブレインヨガの「丹田強化の体操」は、丹田をエネルギーで満たすための運動です。このポーズを行うと、丹田を意識する力が強くなるほか、首と頭の部分の血液の循環がよくなるなどの効果も期待できます。