民間療法のプロの方たちにはよく知られていることですが、内臓の異常がひどくなると、へその周りに硬いしこりがあらわれます。 へその周り

この硬いしこりは、症状が悪化するにつれて、へそに近づき、最終的にへそから1cm程度離れた処にでます。このしこりが生じる位置は、異常のある臓器の位置に応じて、左右、上下、斜めの8カ所あります。(右図参照)
輪ゴムの結び目のような感じのしこりですが、触れるとかんたんに移動し、手を離すともとの位置に戻ります。このような状態になると相当悪化しています。
へそ周りにでる硬いしこりの位置と、対応する臓器の関係は、おおよそ右図のようになりますが、臓器よりも異常のある場所に対応するように思います。へそより下の位置に出る場合には、大腸、小腸、子宮、卵巣、前立腺などの異常です。
よく見かけるのはがんの場合です。しこりが大きい場合(1cm以上)には、あまり心配する必要はありません。

なぜこのようなしこりが生じるのかよく分かりませんが、おへそは、一応、身体の中心にあります。言い換えますと、身体のゆがみ、緊張が伝わりやすい処です。従って、内臓などの異常がありますと、そのゆがみ、緊張が徐々にへそ周辺に伝わっていくとともに、硬いしこりに変化していくのではないかと考えています。
また、おへそは、横隔膜の始点付近の高さにあり、大動脈や大静脈の分岐点に近い位置にあります。その意味では、おへそは内臓と密接な関係があるように思いますが、同時におへそはお腹の中心でもあります。お腹の動きと内臓は連動しているはずですから、お腹が柔らかく、良く動かしていれば内臓にも良い影響を与えることが期待できます。
「腹を抱えて笑う」という言葉がありますが、このような笑いはお腹の運動になり、内臓によい影響を与えるはずです。もちろん、ストレス解消にも有益ですから、ゆがみや緊張の緩和にも有効です。
「笑う門には福来る」ということわざは、少なくとも健康面に関しては、当たっています。

 

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二宮整体アカデミーより